彼氏持ちのKさんと不倫した話3
閲覧数:113 ビュー 文字数:14653 0件
「あれ、俺、ひょっとして避けられてる・・・?」
惚れてしまった途端にこの疎遠。
会社で顔を合わせるのは1週間に1回あるかどうかだし、かなり焦っていた。
それから2、3週間後、会社の飲み会があり、そこそこの人数が参加しKさんも出席していた。
飲み会はかなり盛り上がり、居酒屋ながらみんな席を立って縦横無尽に動き回るレベル。
俺もKさんも例に漏れず飲まされる。
俺はメールで疎遠になっていた事もあって、この飲み会でKさんと話したいと元々焦っていたところに、普段飲まない日本酒が手伝って輪をかけて酔っ払った。
1次会が終わって移動開始となる中、ふと周りを見るとKさんがぽつんと携帯をいじっている。
話すなら今がチャンスと思い、Kさんの横へ。
俺「彼氏さん今日来なかったですね」
Kさん「あ、うん。実はこのあと迎えに来てくれることになってて」
彼氏さんは恋愛にはかなりプライベート主義な性格で、Kさんと交際している事も誰にも話さないようにしていた。
Kさん「だからここから2km先の○○店に、こっそり迎えに来るんですけど」
そこに行くには繁華街も通るし、Kさんもなかなか酔っていて一人で歩かせるのは危ない。
俺「それ危なくないですか?俺付き添いますよ。彼氏さんが来たら帰りますから」
Kさんは遠いからいいというが、俺にとってはKさんと二人きりで話すチャンスでもある。
半ば無理やりだが付き添っていった。
が、焦り+酔いで気持ちにブレーキが効かない。
俺は歩きながらガンガン本題に入っていってしまう。
俺「・・・っていうか気になってるんですけど、ひょっとしてKさん、俺のこと避けてるのかなって」
Kさん「そんな事ないですよ!むしろ、前と変わらず普通に接してくれて安心したっていうか・・・」
これで少し判明。
俺は何とも思っていなかったが、どうやらKさんは俺のことを『気まずく』感じていたようだ。
2度のW浮気の上、更にフラれたのだから、当然といえば当然なのかもしれない。
しかしうって変わって好きになってしまった俺としては、Kさんの気持ちが離れていくのが切なくなっていた。
俺「Kさん明るいし、俺は普通に話せますよ。むしろその・・・Kさんの事が気になり出してるっていうか」
あっ!?焦りが焦りを生んで、俺は勢いあまって告白してしまう。
しかし、それに対するKさんの答えが意外だった。
Kさん「ダメですよ・・・結婚したらそこで終わり。恋愛なんてしちゃダメです」
「えっ、どうして!?この前は好きだって言ってくれたのに??」
なぜか前回と立場が逆になっている。
待ち合わせ場所に到着したが、混乱して頭の中ぐっちゃぐちゃ。
Kさん「あ!彼氏さんの車来た!じゃあね、ありがと」
彼氏さんの車が見えた。
ちょ、ちょっと待って!
こんな結論も見えない状態で置いていかれたら俺、みじめすぎるって!
しかし、Kさんを乗せてあっという間に走り去る車。
取り残される俺。
こんなの明日からめっちゃ気まずいんですけど・・・。
放心状態の俺はひとりでいるのも辛くなり、2次会会場へトボトボ歩いた。
このあと俺からメールをして、2日後に返信が来た。
しかし、どちらも内容は『男女関係の確信』には触れず、また彼氏さんの悩みがあったらよろしくね、みたいな内容で終わっている。
彼氏さんとの待ち合わせ場所に向かう途中で
「そういえば俺の事、気にしてます?」
と聞いてみたが、
「女は切り替え早いですよ」
とまた言ったKさん。
そのときは間に受けていなかったが、Kさんはひょっとしたら本当にもう気持ちを切り替えられたのかもしれない。
もしそうなら、俺はまだ未練タラタラなのに、女性の気持ちの切り替えって残酷なくらいのスピードだ。
思い起こせば前にAmazonで買った本はKさんにあげたが、あの中には
「不倫は全ての人を不幸にする。誰も幸せになれない」
と書いている。
あの日はその部分はもちろん飛ばしたが、Kさんが後日その部分も読んだなら、その文章も気持ちの切り替えを手伝っているのかもしれない。
それでもKさんが俺との関係を修復してくれるのは、Kさんの一番の恋愛相談の相手が俺だからなのだろう。
2人で飲み語りしていると時間があっという間に過ぎるし、どっちも「楽しい!」と思っている。
その関係を壊したくないのはKさんもきっと同じなんだと思う。
そんな中、俺の仕事の目処が立ち、5月いっぱいで会社を離れることが決まった。
そのあとは引っ越して家族で暮らすようになる。
単身暮らしで自由に行動できる生活はもう来ない。
やり残したことがあるとすれば、それはやはりKさんの事だ。
略奪するような気は全く無いが、もう一度ぐらい思い出は残したい。
しかし、前回の失態が頭をよぎる。
誘ったところでKさんはもう来ないんじゃないか?
これまで2連続でHしているのだから、ウチに来る=Hするってことだし、今のKさんにはありえないのでは??
ただ、リミットが迫った今、誘わずにはいられなかった。
俺は久々にKさんにメールした。
俺「お疲れ様です。辞める日が5月いっぱいに決まりました」
Kさん「そうですか・・・。いよいよですね」
俺はメールの流れで、どうKさんを誘うか考えた。
もしKさんが俺のことを気まずいと捉えたままだったら、直球に誘うと沈黙される可能性がある。
なので、メール文に逃げ道を作っておく。
俺「いざ辞めるとなると寂しくなりますね。もう一回ぐらい一緒に飲めたらなあとか思ったり。あ、ところでメガネ買うって言ってたの、どうなりました?」
これでKさんがメガネの話だけに返信した場合は、ウチに来るのはもうNGってことになる。
その場合は潔くあきらめよう。
Kさん「メガネはいずれ買う予定ですよ。飲み会、やりましょう!」
ん!?スルーされるどころか直球で返事が来た!?
俺「お誘いしても良いなら、日程決めちゃいますけど?」
Kさん「決めちゃってもらってOKです!」
さっぱり分からん。
Kさんは何を考えているのか。
俺をフッたのにHはOKなの??
まるで分からないが、とにかくOKしてくれてる。
俺「じゃあ4月頭あたりどうですか?」
Kさん「分かりました。予定空けておきますね!」
メールが終わって俺はガッツポーズしていた。
Kさんともう一度Hできる!!
時間は流れ4月頭、Kさんがウチに来た。
面と向かって会うのも久しぶりだ。
今回の作戦だが、とにかく酔わせる。
特に最初のHのとき、Kさんはかなり酔っていたし、それを超えるレベルで酔わせれば打破できるのではないかと考えた。
そう考え、缶チューハイの中でもストロング系のものを多めに用意。
さらにスパークリングワインなど、口当たりが軽くて度数が高いものも揃えた。
飲み始め、話題はKさんが、彼氏さんとの2ショット写真が欲しいという悩みに。
秘密主義な彼氏さんは写真を一切撮ってくれないらしい。
俺「カップルなら普通バンバン撮りません?ウチでもほら、これだけ撮ってますよ」
俺はデジカメや昔のプリクラを引っ張り出してきた。
Kさん「あ~良いなあ。すっごい仲良く写ってるじゃん。ウチらもこういう関係だったらなあ」
Kさんはうらやましがりながら飲む。
ストロングが次々と飲み干される。
というか途中で気づいたが、軽めのカクテルもたくさん用意したのに、Kさんが自らストロング系ばかり開けている。
Kさん、お酒はむしろ弱いはずなのに、わざと酔おうとしている??
それはつまり、Kさんもこの後の展開を期待してるって事か?
更に話が進んだところで、俺は冷蔵庫から小さいケーキを取り出す。
もうすぐKさんの誕生日だったので、ちょっとしたサプライズだ。
俺「ちょっと早いけど、おめでとうございます!」
とケーキを差し出す。
「え・・・!?わざわざ用意してくれたの?ありがとう・・・!」
と喜ぶKさん。
そしてなんと、俺に抱きついてきた。
正座する俺にぎゅ~っと強く抱きついてくるKさん。
「ありがとう、すっごく嬉しいよ」
Kさんが目をウルウルさせてこっちを見る。
更にKさんの手が俺の耳たぶ、髪に伸びてくる。
Kさん「髪、ワックス付けてるの?耳も柔らかいね、えへへ・・・」
Kさんのすごいデレ顔が目の前にある。
これってもう押し倒してOKってことだよな??
俺はそう確信するが、踏み止まる。
まだ風呂に入っていないからだ。
ウチの妻はお互い風呂に入っていないとHさせてくれない。
それが何度もあった俺は、ここで仕掛けるのは早いと思った。
俺「えと、Kさん、お風呂入ったらどうですか?俺もちょっとトイレ行きたくって」
俺は躊躇しつつもKさんを離し、トイレへ。
しかし、便座を見て違和感を覚える。
掃除したはずのトイレがところどころ汚れてる。
「ひょっとしてKさん・・・吐いてる??」
慌ててリビングに戻ると、Kさんがグッタリうずくまっている。
Kさん「立てない~、うう・・・」
いかん、飲ませすぎた。
というかKさんが自ら飲みすぎて自爆している。
俺「あのKさん、ひょっとして戻しました?」
Kさん「あ、バレちゃったか、ううぅ」
足元フラフラの超泥酔状態。
でもお風呂には入りたがっているので、体を支えて洗面所へ。
風呂のドアを閉めたあとで考える。
「大丈夫かなぁ。でもHはできそうだな」
Hに備え俺はバリフを飲んだ。
Kさんが風呂から上がったが、もうグデングデン。
リビングに戻るなり、クッションに倒れこむ。
俺は急いでKさんの布団を敷いたが、動かすとリバースしそうとのこと。
俺「ちょ、急いで風呂入ってすぐ戻ってきますから、待ってて下さいね!」
俺は駆け足でシャワーして、5分ぐらいの即行でリビングへと帰還した。
戻るとKさんはクッションの上で爆睡状態。
まあ、このまま寝れば風邪を引く。
俺はお姫様抱っこでKさんを布団へ運ぶが、途中でKさんが起きた。
Kさん「ファッ?あ、俺くんごめん、こんなこと」
俺「大丈夫ですよ。とにかく横になりましょう」
俺は布団にKさんを寝かせた。
俺「すいません、心配なんで今日は横に並んで寝ますね」
と言い、Kさんの布団にくっつけて俺の布団を敷いた。
まあ元々並んで寝るつもりだったが。
Kさん「気持ち悪い・・・」
俺「お腹さすったら軽くなりますかね?」
Kさん「かもしれない・・・分からない」
このタイミングで俺はKさんの布団に入り、Kさんのお腹をさする。
心配だがチャンスだ。
俺はKさんのお腹を5分ぐらいさすっていた。
そしてさすっていた手を徐々に胸に近づけていく。
俺の手はKさんの胸とお腹を往復している。
抵抗は無い。
そして覚悟を決め、手を『さする』から『揉む』へと移行した。
抵抗は・・・無い。
OKサインと捉え、俺はいつもの如く胸を撫でるように揉み、パジャマに手をつっこみ、乳首へと到達して先端を攻める。
抵抗は無い。
パジャマをたくし上げ、ブラもたくし上げ、乳首を舌先で転がす。
抵抗は無い。しかし、喘ぎ声も上がらない。
何かおかしい。
俺は手を止めてKさんを見た。
「すう、すう」
なんとKさんは熟睡していた。
こ、これって○芝容疑者みたいな事になるのか??
でもここで止めたくない。
試しにパンツの中に手を入れると・・・濡れてる!
眠っていてもKさんはしっかり感じているようだ。
そうとなると続きがしたい。
俺はなんとかKさんのズボンとパンツを脱がせて、指を入れる。
膣はしっとりと濡れている。
これならすぐでも息子を入れられそうだが、まずは前戯を楽しみたい。
俺はGスポットを攻めた。
すると
「・・・んっ、あっ、はあぁ、ああっ!!」
Kさんが目を覚ました。
いよいよここからが本番だ。
俺は髪を撫でながら近づく。
Kさん「ダメ、ダメなのっ!生理も終わったばっかりだしっ」
俺「あ、じゃあバスタオル敷きます?」
俺は立ち上がろうとする。
Kさん「違う、そういう問題じゃないのっ」
え?どういうことだ??俺は固まった。
わけが分からないが、Kさんのアソコはびしょ濡れ。
気を取り直すように、俺はKさんのクリを擦る。
Kさん「あんっ!!ああっ!!ダメ、ダメダメ・・・!!待って!!」
「待って」
の声が大きくて、俺は思わず手を止めた。
するとKさんが潤んだ目で、俺の口を人差し指で遮るように抑え、話し出した。
「私は彼氏さんが好き。それに、奥さんが可哀想だよ・・・?」
それは、興奮を押し殺すようにKさんから発せられたセリフ。
目は潤んだままだ。しかし俺を制している。
どうして・・・?
さっき抱きついてきたのはお誘いじゃなかったのか??
分からないまま、俺のKさんへの気持ちが切なく膨らんでいく。
俺「あの、気持ち、本当に切り替えちゃったんですか・・・?」
俺は思いつめて質問を切り出した。
Kさん「・・・私は彼氏さんが好き」
Kさんは目を潤ませたまま答えた。
玉砕した。
Kさんの気持ちがまるで分からないが、Hを拒まれたのは事実だ。
俺「ご、ごめんなさい。こんな事して本当にすいません」
俺は慌ててKさんにパンツとズボンを履かせ、自分の布団にもぐりこんだ。
その晩は一睡もできなかった。
完全に終わった。
明日の朝、どんな顔してKさんと向き合えばいいのか分からない。
目をつぶっても眠れず、頭の中をいろんな想いがぐるぐる回り続けるうちに、外が明るくなった。
6時半ごろ、ようやく冷静になってきた俺は、Kさんの体調を心配して朝ごはんのメニューを考える。
というか、Kさんは食欲があるのか?
俺は意を決して、Kさんを起こしてみた。
俺「Kさん、Kさん、起きれます?」
Kさん「んん、あ、おはよ・・・。携帯どこだっけ・・・」
ドキドキしながら俺はKさんの携帯を取る。
Kさん「ありがと。ん?携帯が充電されてる??」
ん?
携帯を充電したのはKさん自身だが。
ひょっとして覚えていないのか?
って事はもしかして・・・?
俺「自分で挿したの忘れてます?ってことは、うずくまったり、お風呂に入ったり、歯磨きしたりは??」
Kさん「え!?全っ然覚えてない!!というか私、いつ布団に入ったの!?」
セ、セーフ!?
どうやらKさん、途中から記憶を失くしていたらしい。
とすると指マンのくだりも覚えていない!?
さすがにそれは聞けないが。
俺「ヤバかったんですよ。お風呂に連れて行っても目の前で服脱ごうとするし」
Kさん「覚えてない・・・」
俺「布団には抱っこして連れてきました」
Kさん「覚えてない」
どうやら途中からは本能のみで動いていたようだ。
俺「お風呂入る前も、俺に抱きついてきて耳とか触ったり」
Kさん「あ、あれはその・・・耳触るの好きなもんで、その」
ん!?
それは覚えてるの??
じゃあ抱きついたのは故意ってことか?
そこまでは確信犯なのに、Hは拒むとはこれいかに。
さっぱり分からない。
というわけで残りを省略しますが、今週土曜に再度Kさんがウチに来ます。
おそらく最後の飲み会。
そこで狙えばHできるのか、それとも可能性0だから関係を壊さないように徹するべきか、悩んでおります。
かつてはKさんから押し倒してきたし、2回もHできたし、うまく事を運べば再燃できるのではないかと思うのですが。
理解できない。
あれだけの泥酔情態、いわば本能むき出しな情態で誘って断られたから、望み薄いのかなって思ってさ。
ただKさんもオレを突き放す感じじゃなくて、したいけど残った精一杯の理性で迷いながら拒んでるって感じだった。
もう一歩押せばできたのかもしれないが、何て言って押せばいいのか思い浮かばなかったよ。
結果、拒絶するような本気の抵抗はされず、挿入までいった。
但し、そこでKさんは声を押し殺すように号泣。
罪悪感に襲われてすぐ引き抜いた。
話を聞くと
「彼氏さんの顔が浮かんだ」
らしい。
もう気持ちは彼氏さん一本に絞っていて、既婚者の俺とこれ以上裏切ることはしたくないってことなのだろうか?
でももっと分からんのが、俺が
「もう困らせたくないからKさんにはもう連絡しないし、早めにそっと退社する」
って伝えたら、それは絶対嫌だとのこと。
その流れで5月末に、最後の宅飲みを誘ったら躊躇なくOKの返事。
分からん。
もう本当にKさんの気持ちが分からんよ…。
4月末当日、俺は休みだがKさんは部署の都合で出勤。
その仕事帰りにウチに直行してもらって飲み会をスタートした。
夕飯を食べながらチューハイを1本空けて間もなく、Kさんが泣き出した。
理由は前日にあった。
前日は会社の小さな飲み会で、参加10人ちょいの中に俺もKさんも彼氏さんも出席していた。
男女比率は4:6で女が多く、座席は端っこに彼氏さん、その反対端っこに俺とKさんが向かい合わせ。
で、近くの女子とトークで盛り上がる彼氏さんを、ノンアルコールで遠くから不満と嫉妬心全開で見張るKさん。
彼氏さんはKさんと交際しているのを未だ周りに隠しているわけだが、Kさんは
「あの人、最初に私をフッた時に『他に好きな人が居る』って言ったから、隠したいのはその人に未練があるんだよ絶対」
と怪しんでる。
そして一次会が終わったあとで、二次会は朝まで歌うぞ!と当たり前のように他の女子とカラオケに向かう彼氏さんに、Kさんの怒りが爆発。
Kさんは次の日が仕事だし、俺は俺で次の日の朝から用事アリだったので二次会には参加せず、2人だけ帰宅コース。
Kさんがウチまで送ってくれることになったが、車内ではグチの連続だった。
Kさん「ほんっとムカツク!彼女に気遣う素振りとか全く見せないし、私明日は仕事だってのに、当て付けのように二次会に行きやがって!」
俺は、口では
「俺もKさんが怒ってるの、ずっと気づいてましたよ。俺もKさんの立場だったら、あの態度は無いよな~って思いますよ」
と合わせたが、実は内心はニヤニヤしていた。
というのもKさんに惚れてしまってからは、女々しいことに嫉妬の連続だったからだ。
週末の夜になるたびに
「今頃彼氏さんとSEXしてるんだろなぁ」
と落ち込むレベル。
その関係がうまく言ってないのを見ると面白く感じたり、これならこっちにも付け入る隙があるんじゃないか?と期待してしまっていた。
サイテーだ俺・・・。
そしてウチに着いて、
「まあ、明日はい~っぱいグチ聞きますから、思う存分吐き出しちゃって下さいね」
と言って見送ったのが前日のこと。
そして場面をウチの飲み会に戻すと、その前日のことがアルコールの力でプレイバックして落ち込み始めたKさん。
そこに俺がとどめで
「Kさんがずっと耐えて我慢して恋愛してるの、俺はよく分かってますよ。ホント辛い恋愛してますよ、Kさんは。本当に頑張ってる」
と肩をポンと叩いたわけだ。
これによりKさんが決壊したように号泣開始。
俺は涙を拭いながら頭を撫でる。
狙い通りで内心メシウマな状態に持っていった。
俺はKさんを慰め、そのあとも悩みを吐き出させては共感し、アドバイスを出す。
酒もホットカクテルを作ったりして、前回みたいな泥酔状態にならないよう、むしろ安心できるようにもてなしていった。
初めてHの流れにまで持ち込めた。
”恋愛の悩み相談をしているうちに、相談している相手に惚れ込む”流れを作るように徹するようにした。
俺「とにかく彼氏さんが慢心して油断してるのは確かですよ。都合良い女になっちゃうと、婚期ズルズル遅れますよ」
Kさん「そうだね・・・。よし、しばらくこっちから連絡取るのは止めてみる!」
なかなか思惑どおりに進んでいた。
そのあとはいつも通り順番に風呂に入ってから少し雑談。
Kさん「でも、俺くんが辞めるまであと一ヶ月かぁ。早いね」
俺「そうですね・・・また会えれば良いですけどね」
お互いに別れを名残惜しむような会話をしつつ、やがて寝る時間に。
俺はリビングに布団を敷いた。
もちろん特に何も言わず、さりげなく2枚並べて敷いたが、Kさんは特に何も言わない。
HしてもOKの返事と捉えていた。
そしてそれぞれの布団にイン。
5分ほど雑談したところで、俺は話を続けながらKさんの布団の中へ入っていった。
とりあえず肩を並べて話しつづけ、そのまま右手をKさんの左肩へ回し、横から覆いかぶさるようにした。
Kさんは話を続けていて、抵抗しない。
よし、Hできる!
そう確信して肩を強く抱き寄せると、Kさんも吐息を漏らしつつ無言になった。
俺はいつもの流れで、首筋にキスをしながら背中を優しく撫でる。
空いたもう片方の手は髪を撫でるために上へ。
それをしばらく続け、顔を起こしてKさんに口づけを・・・。
と、唇が触れたその時、
「んっ、ダメ!!」
Kさんがバッと顔を避けた。
「その・・・いけないと思うんだ」
Kさんが目を逸らしながらつぶやく。
前回と同じような展開だ。
しかし今回はひるまない。
「俺も分かってます。だけど気持ち抑えきれないんです。こっちも酔ってるし、Kさんも俺に襲われたせいだと思って身を任せて下さい」
俺はそう言ってパジャマの中に手を入れ、ブラの上から胸を揉みしだく。Kさんが悶えるように身をよじる。
「ダメぇ、はあっ、ダメだよぉ」
そうKさんは口では抵抗するが、俺の手を振りほどきはしない。
これはやっぱりKさん自身への言い訳なのだろう、そう信じて俺はブラをたくし上げて乳首を攻め続ける。
10分ほど乳首を攻めただろうか。
皆にレスをもらったとおり俺はKさんのアソコをじらし続けた。
しかしいざ秘部へ手を伸ばした瞬間、初めてKさんの手が俺を掴んだ。
「ねえ、ダメだよ・・・」
どうやら本当に抵抗している、のか?
顔を見ると、Kさんははっきりと俺を見つめている。
こうなると俺の決心は揺らぐ。
前にも書いたが、情けないことにKさんに純粋に惚れてしまった俺としては、Kさんを無理やり犯すことはしたくなかった。
「・・・ごめんなさい!魔が差しただけです。ここまでにしておきましょっか!」
俺は気まずくならないよう明るく声を上げ、Kさんの横に戻って雑談を再開した。
俺「でも何かウチらって不思議な関係ですよね。お互いにパートナーは居るのに、ウチらだけが分かり合ってる部分もあって。たまたま歯車が噛み合わなかっただけで、もしそれぞれのパートナーに出会ってなかったら、ひょっとして付き合ってた可能性もあると思いません?」
Kさん「何か・・・そうかもね。フフフ」
Kさんにも笑顔が戻ってきた。
俺「じゃあ、そろそろ寝ましょうか」
Kさん「うん。そうだね」
俺はすっかり諦めて就寝モード。
俺「でも最後だし名残惜しいんで、くっついて寝ても良いですか?」
Kさん「アハハ。良いよ」
Kさんのお許しを得て俺はKさんの背中へ手を回しくっつく。
その瞬間。
「んっ・・・」
何故かKさんが反応した。
え?
Kさんひょっとして感じてる??
そう感じた俺は思わず、再度Kさんを強く抱きしめる。
「んんっ、はぁ、はぁ」
途端にKさんの息が荒くなり始めた。
どう考えても感じている。
こうなると止まらない。
Kさんの抵抗が及ぶより先に俺はKさんのパンツの中に手をつっこむ。
Kさんのアソコはぐっしょりと濡れていた。
何だよ!Kさんだって理性で必死に我慢してるだけで、体は求めてるんじゃないか!!
俺はつっこんだ手をそのままに、Kさんのクリを攻め立てた。
「ダメ、ダメダメダメぇ!!!」
Kさんが抵抗しながらビクンビクン感じる。
半分理性が飛びつつも俺は皆のレスを忘れず、とにかくじらすようにクリと乳首を丹念に攻撃し続けた。
そして頃合いを見て、隠しておいたゴムに手を伸ばした。
Kさん「ダメ!本当に止めようよ」
またKさんの手がゴムを遮るが、これだけ感じてるKさんにもう説得力など感じたくない。
俺は押しのけるようにゴムを装着する。
そしてKさんにまたがる。が、乾きやすい体質のKさんの愛液が乾いていて入らない。
「あ、ほら、乾いて入らないから・・・」
Kさんが諭すように言うが、もうそんな事では止まらない。
俺は焦るようにローションを塗りこんで、いよいよKさんに挿入した。
「んああ~!!ダメ~!!!」
久々に進入したKさんの内部は狭く、俺の息子を気持ちよく圧迫する。
これまでの葛藤がようやく叶って、俺は一心不乱に腰を振っていた。
しかし1分も経たずに事件。
「ひぐっ、ぐすっ、うう・・・」
Kさんが声を押し殺しながら泣いている。
その瞬間、俺は頭が真っ白になってしまった。
Hしたいはずの俺の好きなKさんが、俺の挿入を受け入れたわけじゃなくて泣いている。
「ご、ごめんなさい!!」’
次の瞬間には俺は反射的にアレをKさんの中から抜き出した。、
Kさんは手で顔を覆って泣いている。
何も話してくれない。
俺は取り返しのつかない事をしてしまったのか?
「ごめんなさい。本当にごめんなさい」
俺は横に行ってとにかく頭を撫でながらKさんに謝り倒した。
5分ぐらいの沈黙が続いたあとで、ようやくKさんが口を開いた。
「・・・彼氏さんの顔が浮かんだの」
その一言で俺は賢者モードを通り越した、我に返ったような感覚に陥った。
あくまで俺の判断だが、Kさんが俺のことを大事な存在に想ってくれてるのは確かで、だから今日も俺の部屋に泊まりに来てくれた。
そしてあの日Hに至ったのも、Kさんの惚れた気持ちが抑えられなくなっての衝動だったが、後に大きな罪悪感も生んだのだろう。
俺だってKさんと彼氏さんの仲を取り持つ名目でそばに居るのだし、もう彼氏さんを体まで裏切ってはいけない。そんな一線を引いたのだと思う。
それを強引に破ってしまったのだと感じた俺。「・・・俺、もうKさんの前から姿消しますね」自然にそんなセリフが出てきた。
「もう、Kさんのこと困らせたり、苦しませたくないです。連絡ももう取らないようにします」
そうするのが彼女のためだし、当たり前のように感じた。
Kさんも納得するはず。しかし、Kさんは無言のままだ。
あれ?違うのか・・・?
戸惑った俺の次の台詞は迷いながらのものになった。
「何も言わずに姿消したら・・・怒りますか?」
「うん」
無言だったKさんが涙目のまま即答した。
そのあとの会話内容はあんまり覚えてない。
訳が分からずしどろもどろで、ただ気まずくならないように振舞ったのは覚えてるが。
そしてお互いに服を直して就寝。
とはいえ気持ちも落ち着かない俺は度々目を覚ましては、Kさんの寝顔を切ない気持ちで見つめていた。
それを繰り返すうちに朝になって、Kさんも横で目を覚ます。
俺「あ、おはようございます」
Kさん「んん、おはよ・・・。ん、寝顔見てたの??」
俺「可愛らしい顔で寝てましたよ(笑)」
Kさん「恥ずいからそんなの言わないでっ!(笑)」
昨日の事は無かったように二人とも振舞う。
そのまま布団の中で1時間ほど雑談してまったりしていた。
ただくっついたままなので、Kさんの匂いがしてきてムラムラもする。
俺「あ、昨日話したバストアップのマッサージの話、嫁はそれで最終的に3cm大きくなったんですよ」
Kさん「3cm!?すごいねそれ!」
まあ実話なのだが、これはパートナーにやってもらう形式のマッサージだ。
「教えます?さわりだけ」
Aカップを気にしてるKさんなら興味ないわけない。
ただウチの夫婦はマッサージのあと必ず発展してHになだれ込むことも話していたので、これは遠まわしのHの誘いでもある。
「え?あははは・・・」
笑ったままで拒否しないKさん。
OKらしい。
寝て起きて気持ちが変わったのか?
「じゃあ、いきますよ・・・?」
俺は背中を向けて寝てるKさんの両脇から手を差し込み、胸の手前で手を広げ最終確認。
「あはは・・・」
拒否しないので、緊張しつつKさんの乳房を優しく包んでマッサージ開始。
「こうやって胸を少しずつ引き剥がすようにして・・・」
昨日のこともあるので、あくまでマッサージであることを強調しながら触る。
しかし5分も経つと、Kさんは嫁と同じ反応でピクン、ピクンと小刻みに感じ始めた。
無言のまま、俺はパジャマに手を入れてブラの上からマッサージを続行。
ただ乳首も意識して擦るようにマッサージ。Kさんの声が大きくなる。
更に5分経ったところで、ブラも持ち上げて完全に乳首だけを攻撃。
Kさんも
「あんっ、ああっ!」
と完全に感じている。
しかし、そろそろ良いよなと思って股間に手を伸ばすと、同時にKさんの手も伸びてきて
「ダ、ダメ・・・」
と遮る。
手の力と声のトーンは昨日と変わらず。
「・・・ですよね!ははは。後は彼氏さんにやってもらって下さいね」
昨日の号泣と沈黙がまた訪れることを恐れた俺は、瞬時に明るく身を引いた。
そうしてお互い起きて、Kさんに何気なくシャワーを勧めて俺は布団を片付け朝食の準備。
そしてKさんが帰るまで雑談を再開。
しかし、こんな微妙なまま、Kさんの気持ちも分からないまま全て終わるのも嫌だった。
俺「それにしてもこのままお別れも寂しいっすね。5月末、あともう一回やれたらなって思いますけど」
Kさん「あ、最終週じゃなきゃ私大丈夫だよ。やろうよ」
胸まではOKだけどそれ以上はダメ、でもどれだけ気まずくなってもお泊りはOK。
Kさんはどういう心境なのだろうか。
分からん。
飲み会は木曜だが、実際向こうから誘ってこない限りはハグまでで我慢して終わろうかと思ってたよ。
隣の県に引っ越すだけだから、元の町には遊びに来る可能性あるし、その時に会う可能性もあるから、気まずく別れるのは避けようと思ってたから。
そういう雰囲気に持ち込めないか、頑張ってみる。
四六時中考えてしまうほど惚れてるのは確かなんだけど、この先ずっと続けたいかというと違う。
むしろ呪縛から開放されたいって感じ。
お互いに相手がいるし、ましてや俺は既婚者なのだから、俺がつきまとう限り誰も幸せになれないのは頭では分かってる。
でも独りでいる時間が長くなればなるほど、Kさんとの繋がりを求めてしまってる。
特に側にいると奪い去りたくなるぐらい。
ただ、嫁や娘と過ごしてるとだんだんKさんを忘れてる自分がいるのも気づいてきた。
だから今が終わって家族で暮らせるようになれば、あとは時間が解決してくれると信じてるよ。
引越しのきっかけがあってよかった。
そうじゃなきゃ一生依存してると思う。
ただまあ、最後だけでも気持ち通じてHできたらなあって気持ちもやっぱりある。
複雑だ。
ちなみにKさんにメールしたところ
「あ、泊りって言うのは忘れてた・・・やっぱり内緒でw」
とのこと。
でも向こうからお誘いがかからない限りは、サッパリ笑顔で別れるのが良いのかもな。
全てが終了しました。
お互いの一番大事な人のために歩いていこう、と約束して別れました。
だからこちらも妻の方をちゃんと向いて生きていきます。
ただ、Kさんとの思い出を色あせさせたくないので、ここに書き残します。
ちゃんと気持ちを切り替えられるように、思い出はここに保存しておいて、後で懐かしくなったら鮮明に思い出せるように。
飲み会の数日前から、俺はあるものを真剣に準備していた。
これまでKさんに、彼氏さんのアドバイスはたくさん話したが、俺の気持ちは話してはいない。
でも言葉はいつか記憶から消えてしまうし、離れれば話すことももうできなくなる。
それでも、大事な言葉をKさんにずっと残しておきたい。
だから、今の気持ちを手紙に書いた。
Kさんと過ごした数ヶ月が本当に楽しかったこと。
自信を持って歩いていってほしいこと。
そして俺の「好き」の気持ちは書かず、遠まわしに、過去とはいえ既婚者の俺を好きになった事をどうか後悔しないでほしいこと。
PCで何度も下書きしたありったけの想いを、便箋にひたすら書きなぐっていった。
そして当日。
Kさんが泊まりの荷物を持ってやってきた。
——-
「彼氏持ちのKさんと不倫した話4」に続く