憧れていた隣の奥さん(下)

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さて、奥さんとの続きですが、

「経験あるの?」

と聞かれた時、私にはすぐにY子の顔が浮かんできたのです。

で、私は

「ある」

と言うと、

「約束守れる?」

と聞いてきます。

「約束?」

「絶対ヒミツにするってこと」

と奥さんは口にしました。

そんなことは言わずもがなです。

私はもう唇を重ねていました。

凄くドキドキして掌に汗を大量にかいていたのを今でもよく覚えています。

深く口づけをすると、奥さんが身に付けてる甘い匂いと、女性の特有の身体の匂いが私の中いっぱいに広がってきました。

それから片方の手で胸を触った(揉んだ)のはハッキリ覚えています。

私は、奥さんに対して、多少なりとも女性慣れしている様子を出したく、胸に手をやって、揉んだりという行動にでたりしたのです。

そういうセコイことを20年以上経った今でも覚えていたりします。

しかし実際は、頭の中はもう真っ白で、かなり動揺してうわずっていたはずです。

奥さんにはきっとそれが見透かされていたでしょう。

なんせ40代と10代ですから。

当たり前ですが、奥さんの方がずっと冷静で大人でした。

私には、あとから思うと未熟で気恥ずかしい面を出していたな…と思われるようなシーンが幾つもあったような気がするのです。

さて、私はそのように奥さんをリードしているつもりながら実際は向こうにリードされていて……。

長い抱擁のあと、私たちは、なんと2階に上がって(導かれて)、夫婦の寝室に行ったのです。

ベッドにはベッドカバーが被せてあり、そのカバーを外さず、その上でコトを行っていきました。

ベッドに腰掛け、抱き合ってディープキスをしました。

そしてそのままの状態で私が一枚一枚脱がせていった…と記憶しています。

俗に言う禁断の行為をしている、というドキドキと、念願の奥さんの裸がこれから見れるというシチュエーションで、すっかり心臓バクバク状態でしたが、意外に記憶は鮮明です。

その最中に感じたことは…。

とにかく奥さんの肌の色の白さと、(年齢には不釣り合いな)女性のフェロモンが強烈に私を刺激する、というものでした。

これまでブラチラさえも垣間見せてくれなかった奥さんのブラジャーが露わになった瞬間などは全くため息ものでした。

それが実に刺激的で挑発的な下着姿なのです。

「なんて綺麗なんだ…」

この奥さんのブラジャー姿を見れただけでも

「よくやった」

という感動が私を強く襲いました。

コトを進めているんだ、という充実感みたいなものもまたありました。

それから、その真っ白いブラのホックを解くと、二つの丸い乳房が揺れるようにポロりと目に飛び込んできました。

左右の形もバランスもよく実に見事なものでした。

ハッと息をのみました。

「や、やった…、奥さんの…、おっぱい、見た…いや見てる…間近に……」

感動の瞬間であり、至福の瞬間でした。

だけど、こんな時が現実に来たんだ!といったような不思議な有り難さを噛みしめる間もなく、私も同時に服を脱いでいって、お互いパンツ1枚の姿となりました。

内心焦っていたのだと思います。

早くやりたい!と。

そのまま座った姿勢でおっぱいを吸いました。

柔らかい、白い、いいおっぱいです。

奥さんの体温が感じられて暖かかったのを覚えてます。

やや垂れていましたが、前に張り出した、豊満な、形のよい乳房で、乳輪は大きくもなく小さくもなく。

愛撫を堪能したあと、私は奥さんをもう一度グイと抱きしめ、それからパンティに手を掛け、一気にズリ下げました。

奥さんも腰をひょいと上げて脱がせやすくしてくれたので一気にいきました。

何度も想像していた奥さんのオ○ンコ。

あそこの毛がバーンと露わになりました。

私は金縛りにあったようです。

「み、見た…、奥さんの、秘部……」

夢にまで焦がれたそれです。

今にして思えばやや多毛だと思うのですが綺麗で、男のものがすぐにでもそそられそうな毛並みをしていました。

なんてイヤラシイんだ…。

それから、昼間の明るい陽が差し込む中、奥さんの股を開脚状態にして、つぶさにその中を見せてくれることを、嫌がらずに、すんなり受け入れてくれたのです。

要するにオ○ンコを詳しく見せてくれたのです。

んムハっ!!

筆舌に尽くしがたいとはこれです。

そこは女性の全てが詰まっている正にシンボルという限りです。

具体的に書くのはちょっと憚られますが…、小陰唇の辺りはやや黒ずんでいて、その中の中央部は割と綺麗なピンク色に覆われているといった感じです。

思ったのは、Y子のよりも、ピンク色をしている、ということ。

年齢と色はあまり関係がないんだ、と思い知らされたわけです。

むしろ肌の色素に関係するのでしょう。

色白女性のパーツの素晴らしさを初めて堪能できました。

全くキメの細かい奥さんの熟れた雪肌です。

そして、本の知識で知った通り、小陰唇の発達が(Y子のそれよりも)みられたのが確認できました。

そうやって、全てをY子と比べてしまうのですが、熟年である奥さんのパーツの方が、よりそそる事実に、

「やっぱり奥さんはスゴイ!極上だ!いや~、なんてHな身体をしてるんだ!」

と感激ばかりが私を包んだのです。

ベッド上にゴロンと仰向けに横たわり、私の前で両股を大きく広げて見せてくれている奥さん。

奥さんの肢体はやや弓なりに反り上がり、腹部の辺りは凹んでいるようで、その分そこにあった肉体が胸部の方に移行したきたかのように、胸部が盛り上がりを見せているのです。

ちょうど息を吸い上げるとそういった風になりますが、奥さんの身体は仰向けに寝転がると常時そんなふうなのです。

その寝姿、裸体、が実にセクシーです。

つくづく思うばかりでした。

なんてHな裸体をしてるんだ!

これからsexだ、いよいよ、奥さんの中に自分のアレを入れるんだ!

さて私もやおらパンツを脱ぎ、お互い全裸状態。

しかも私の一物はビンビンに勃起していて、それを奥さんに見られる恥ずかしさでますます充血して硬くなるのです。

そんな19歳のモノを見て奥さんはどう思ったのでしょう。

それにしても、奥さんの裸体から漂ってくる豪奢な匂い。

奥さんの豊満な身体、露わになったその裸体を堪能できているのです。

私はこの上のないほど満足…、というよりなんだか人生報われたように思いました。

女性を果物に例えるのは陳腐ですが、ハイティーンの女性がピチピチのメロンだとすると、奥さんのは熟れたバナナです。

それも最高級の種の。

新鮮な時よりも、ものによっては熟れた時の方が美味しくなる場合があります。

女性の身体もそうだと思うのです。

女性も一人一人、綺麗さのピーク時みたいのがあって、それが若い年齢の時にやって来るか30代になってから来るか、40代になってから来るか…。

たとえば女優の黒木瞳なんかは20代の若かりし頃よりも40歳を過ぎてからの方が魅力というかフェロモンが確実に増してるように思われませんか?

まア、話が逸れてくるので、奥さんのことに戻します。

彼女は、考えてみると40代半ば(正確には45歳)の身体です。

それくらいの年齢の美人熟女は今なら割とゴロゴロいそうな感じがしますが、当時ではかなりレアな存在だったのではないかと思います。

ホントの美人と言われる女性は、どの年齢でもその年齢なりの綺麗さを醸し出してる人だ、と私は思うのですが

(綺麗さのピーク時はまた別の話で)

奥さんも正にそういう種の人、という思いがするのです。

最初に奥さんを見たのは私が10歳で、こちらに引っ越してきた時です。

逆算していくと、当時奥さんは36歳という事になります。

その時はまだ奥さんの息子さんも一緒に住んでいて、私もその息子さんの所に何回か遊びに行った記憶があります。

当時の奥さんの写真(近所の奥さん連中で我が家に来た時の写真)が家にあるのですが、比べると、ちょっとシャープな感じで、より若々しい感じの美人に写っています。

でも36歳の奥さんも綺麗ですが、45歳の奥さんも負けないくらいの魅力。

また、45歳といっても一般のそれよりは非常に若く、なにしろ30代前半といっても通用するほどなのですから。

奥さんはまた、男好きのする顔というのでしょうか、たとえば私の友達(同じように19歳の男)に紹介してみた所でも、やっぱり夢中になってしまう奴だって少なくないだろう、と当時は考えていたものです。

たとえば奥さんの歯は真っ白で実に綺麗です。

私が以前の彼女(Y子)に嫌悪感を催した口臭も奥さんはありませんでした。

むしろ、なにか不思議な柑橘系のいい匂いを出している感じで、キスしても全くオイシかったのです。

身体全体的にまだピチピチ感を残していて、信じられないくらい瑞々しさがあり、

(…冷静に考えれば、記憶もやや美化されているのかもしれませんが)

私はすっかり奥さんの肉体の虜でした。

さて、奥さんは私に、身体の隅々まで自由にさせてくれました。

両足を大きく広げ、アソコの部分もバッチリ見せてくれたばかりでなく、舐めさせてもくれ、嗅ぐとムッとした熟れた匂いが、豪快に漂っていました。

私は夢中で貪りました。

勉強のことも何もかも忘れて、その瞬間だけは行為に没頭しました。

「あっ、あっ、」

と喘ぐ奥さんの声を聞くと、ますます私は欲情しました。

そしてクリトリスを掻き出し、そこを舐めると、奥さんは

「ア~~、ア~~、ア~、」

と喘ぎ、両手でもって私の髪を掴むのです。

そうやって気持ちよさに耐えていたのか。

私は、あまり喘ぎ声を出させるのもアレな気がして、ほどほどで止め、指をそっとオ○ンコの中に入れてみたのですが、既にジュルっと濡れていました。

奥さんは基本的に受け身でした。

主導権を握っていたのは私でした。

が、奥さんはパっと立ち上がり、引き出しをゴソゴソやり、

「これを付けて」

と私に小さいブツを手渡したのでした。

そういう所は、やっぱり主婦という感じです。

私は、もちろん了承しましたが、最初の挿入は生でいいか、と頼むと許してくれました。

で、私は念願の奥さんとsexという現実を迎えます。

入れなければsexしたことにはなりませんから。

私は、やっぱり焦りました。

「遂に…、か」

もう引き返せない一線を越えるのだな、との思いです。

正常位で交わる寸前にそんなことを思ったのを覚えています。

奥さんとの念願の交わり、それは実に気持ちのよいものでした。

初めて私の一物を奥さんの膣の中に入れた時のあの

「ヒュルっ、」

という感触。

そして

「あっ!!」

というような私の一物から伝わってきた感触!はその後もずっと忘れられません。

ずぶり、と深く挿入させたときの

「あ~、やってる、遂にやってる」

という達成感です。

さらに実際に肉体に湧き起こる快楽。

達成感と快楽のコラボレーションです。

正常位から激しくパンパンパンと音を立てながら腰を打ち付け、それに合わせ縦揺れする奥さんのきれいな乳房。

「あ、あっ、ああっ、あっ~」

と喘ぐ奥さんの悩ましい顔。

もう死ぬほど魅惑的でした。

月並みな表現ですが、最高のものでした。

私はピストン運動をしながら、今にも出てしまいそう…、になると緩め、突発的な射精になることを防ぎ、治まるとまたピストンを激しくして、と上手く射精をコントロールさせながら、ほとんど熟練者のように、じれったくコトを運んでいくことに上手くやれたのです。

もちろん若いガツガツしたパワーのようなものも失わずに、です。

自分でもそれは奇跡的だと思いました。

そして奥さんの表情が恍惚としたものに変化していきます。

「あっあっ、いい、いい、」

とも喘ぎながら言うのです。

俗に言う40オンナを手玉に取ってヒイヒイいわせてるようなマセタ征服感みたいのがさらに私を興奮させました。

そうやって正常位で何分くらい粘ったでしょうか?

これほどの激しいSEXは女性側も滅多に体験しないだろう、との自負はありました。

今でもそう思います。
それからバックでやってみたり、私が下側になって奥さんが責め役に、と交代させてみたり。

でも、基本的に奥さんは受け身でした。

そんなところを私はカワイイと思いました。

もう奥さんは快楽に顔をゆがめるだけで、

「あん、あんっ」

と大声で連発するのみです。

その奥さんの鼓動と高ぶりがこちらにも伝わってくるので、私も息が切れそうな所をピストン、またピストン、でガンガンに粘りつなげ、ついには、奥さんも

「もうダメ」

といった感じで身体が弓なりに大きく反ってくるではありませんか。

それがクライマックの直前、もう爆発寸前のことで、最後は最高の状態でピューっと射精しました。

「やった~」

という心境でした。

そして射精と同時に奥さんは弓なりのまま、私の身体を引き寄せ、どこにこんな力があるんだ、というくらいに私を強く抱き寄せ、捕らえて離さないのです。

私の身体の下で、奥さんは私を抱きながらピクピクと震えて気持ちよさをかみしめているのでした。

奥さんも完璧に「いった」状態でした。

こうして最上の形でフィニッシュを終える事ができ、終わると私の一物は皮がむけたようにスースーして、今までにない、非常に軽くなったような心地でした。

「スッキリした顔して」という表現でよく(性行後の男が)冷やかされますが、私もその時はそういう顔をしていたのに違いないのです。

このセックスが相当効果があったのでしょう。

次に訪ねた時も奥さんはセックスを許してくれました。

そんなこんなで、いつしか互いに電話で連絡を取り合って、家を訪れるのが日課になりました。

会う度にセックスをします。

すっかりセックスフレンドです。

これまたY子の時と同じように、一度肉体関係を持ったら、それをスタートに何度も…、という波に、奥さんとも巻き込まれてしまったのです。

しかしY子とのケースと違うのは、回数(ペース)です。

月~金でほぼ毎日のように行き来していたのです。

それくらい私は奥さんの身体にのめり込んでしまいました。

また奥さんの方も、私を求めてくるのです。

それは二人とも何かのタガが外れてしまったように肉体に溺れていったふうでした。

しだいに奥さんの身体が(sexが)開発されていく様子が、私にはわかりました。

体位も、色々と試しました。

最終的には正常位が一番でしたが。

お互いの身体の相性も驚くほどピッタリで、服を脱いで最初に抱きしめ合う瞬間などは、ほんとうに向こうの肌が私の肌に吸い付いてくるようでした。

柔らかくキメの細かい奥さんのもち肌は、いつも温かかったくて心地よかったのです。

性欲にまともに直結するような実にいい刺激を、身体から惜しみなく発散させているのが奥さんでした。

それは、私がその後も何人かの女性経験を重ねた結果からも言えることなのです。

まるで女の全てが詰まっているような見事な身体だったのです。

正直に言うと、若いときの奥さんというのを抱いてみたかった思い(タイムマシンでも使わないと無理ですが)はあります。

先ほど、45歳の身体もいいと書いた私ですが、それはそれとして若いときの奥さんも抱いてみたかった!。

さぞ良かったろうと思うのです。

奥さんはセックスのあと、いつも激しく息を切らします。

そして

「あなた元気なんだから」

が口癖です。

私は元々体力やスタミナがある方なので、奥さんは結構キツイんだな、ということがやっぱり分かってきます。

腰を突くと、

「あん、あ、あっ、あっ」

と声を上げる奥さんですが、突然息を止めて死んでしまうんでは?と余計な心配をするようにもなりました。

腹上死というやつです。

絶頂にいく頃の奥さんの声の高さはけっこう凄いものがありましたから。

今、推察するに、この頃の奥さんは、旦那とは完全なセックスレスになっていたのではということです。

旦那さん…

(あと、もう少し、最後に一山があるのですが…)

当時の私は、あまりそのような部分まで考えが及びませんでしたが、奥さんが不倫というリスクを承知で私との行為を受け入れ、没頭したのも、中年女性の欲求不満の捌け口と遊び心のピークが関係したのではないか、と。

それに都合の良かったのが、浪人生の私という存在で、ちょうど奥さんの側にもあった元々の不倫欲求というのが、たまたま都合よく身近にいた私にムケられた、のでは
ないだろうか…

(つまり二人の「sexしたい」利害が一致し)

それで、あんなにセックスにのめり込んだ…のではないか?と今では勘繰ったりもするのです。

要は奥さんの元々の不倫願望という奴です。

奥さんの旦那というのが(奥さんとは)12歳差があり、計算すると57歳ですから。

しかも奥さんは20歳の時に結婚した(奥さんの一人息子も既に結婚)というのですから、25年目の夫婦の性の営みなんて、幾ら妻が美女にせよ、とっくに終わっていても不思議はないからです。

少なくとも燃えるようなsexというのは。

だから、うがった見方をすれば、(旦那以外に男を知らない?)奥さんが、このまま自分の「性」を枯らせていくよりは、最後、まだギリギリ楽しめる(というか女性としての魅力を残した内に)浮気の一つもしてみたい…と考えた、とも推測されるのです。

そこに19歳の暇してる男を見つけて、相手として絶妙だったかもしれないわけです。

奥さんにしてみても、自分の息子より若い歳の男という事だし、どうせアバンチュールをやるには、それもまた美味しい、と考えたかもしれない、という事です。

さらに思うのは、奥さんは旦那とのセックスの際、いつも旦那の一方的な責めにジッと耐えるだけのような、そんな受け身的なセックスを(強いられて?)やっていたのではないだろうか?ということ。

それは、私との最初の交わりの時に奥さんが全くの受け身であって、男に積極的に責めることをまるで知らないかのような風だったからです。

それが私とのセックスを重ねるようななってから、しだいに奥さんも責めたり、貪ったりすることを覚えてきて、互いに肉体的興奮を高めてクライマックスまで持っていくやり方を体得したきた感があったからです。

あれは、奥ゆかしさから責めの面を隠していたのとは違います。

最初から知らなかったのです。

そういうことも、女性経験を積んだ今の私にはわかってくる、というか確実なものとして思うのです。

聞くと奥さんは旦那が最初の男性です。

旦那しか男を知らずに今まで来たのです。

(私が二人目の男)。

そしてその旦那が、ずっと、いわば独り善がりのセックスをしていたのでは?…、

奥さんは(大袈裟に言えば)私とやるまでの45年間、セックスで本当に気持ちいい思いをした、絶頂をむかえた、満足した、とは言い難いのでは?との私の想像です。

それで私とのセックスで初めて開発されて、気持ちよさを覚え、開眼していった…と。

あくまでも勝手な推察です。

もう一つ、私が引っ掛かっていることがあるのです。

ベッドカバーのことです。

というのは最初にsexをした日から、既に2階の寝室のベッドにカバーが掛けてあったのも妙に思ったのですが、それから必ずそのカバーが被せてあるのです。

なにか最初から前もって「私とするように」用意しているのではないか、と思えるのです。

というのも決してカバーを剥いで、直にベッドシーツの上でコトをするといった事はありませんでしたから。

シーツの上にカバーを被せた上でやるという事は、つまり、

「旦那も寝てるシーツだけは汚せない」

という最低限の奥さんの拘りだった…とも勘繰られてくるのです。

そして、最初にセックスをした日も既にベッドカバーが掛けられていた事から、

「奥さんは、こうなることを最初から念頭に入れて用意していた」

との推察もされるのです。

わかりやすく言えば、私が奥さんの家を訪ねるようになってから、

「いつかは身体を求めてくることだろう」

と、奥さんは予想していたのではないか、と。

それも初めから「抱かれる」事を前提に、その受け入れる為の行動を、予め準備していた、と。

具体的には、私達がセックスの際に使用しているベッドシーツは、普段は使用されていないダミーのシーツだったのではないか?

事が終わったあとはタンスの奥にでも仕舞っているのではないか?という疑問です。

だとしたら…端的に言えば、

「奥さんも私とセックスしたかった」

という事になるでしょう。

いや、こういうと私に都合のいい理論になって

「だから男は」

と言われ兼ねませんが。

しかしそもそも、私は最初のキッカケとなった、宅配業者の「隣家不在による私の家へのお届け」を勘繰ってしまうのです。

もしかしたら、奥さんは居留守を使って、私の家にそうやって仮に届けられる事を狙ってやったのではないだろうか?と。

そして当然、常時家にいる私が預かるわけで、届けにくる私と後日、接触の機会が設けられる。

都合がいいのは私の方から訪ねてくるというシナリオが作れるという設定で。

そこで奥さんが誘惑したとしても、一見、訪ねていった私がアプローチしたかのような関係が成立する。

私が荷物を渡した際の雑談であんなに笑った奥さん。

そして話に花が咲いた形になって居間に私を招き入れた奥さん。…

思えば、実はそれは全部奥さんの完全な計画的演技だったのではないか?と。

もしそうだとしたら、それこそ女性の怖さ、という気がします。

とにかく、そんな推察よりも、私は奥さんとのsex地獄にハマってしまい、2ヶ月くらいの遊蕩な日々を続けたのです。

秋から冬にかけてのことです。

ただ、これがやっぱりバレてしまいました。

私の母の耳に入ったのです。

これで一巻の終わりでした。

原因は隣家のまた隣家の奥さんが、我々の逢瀬の行動を嗅ぎ取ったことです。

私達は、迂闊にも時々2階の窓を少し開けたまま情事を重ねていました。

薄いカーテンはもちろんきっちり閉めていましたが。

しかし奥さんの喘ぎ声が、開いた窓の隙間から外に漏れて、隣家の対面の窓越しの辺りには届いてしまったようなのです。

それも一回だけではなく…。

エクスタシーに至る直前の奥さんの声はけっこう大きいですから考えてみれば無理もない。

時間帯からして主人とのsexであるハズはない。

不倫に違いない。

また毎日のように私は奥さんの家を訪ねていたわけですから、いつか見られていても仕方のないところです。

相手は私しかいない。

そういうことでバレてしまったのです。

ただ不幸中の幸いだったのは、隣々家の奥さんが、私の母と当の隣家の奥さんにしか話さないでいてくれ、事を穏便にして済ませようと配慮してくれた事でした。

だから、私の父や隣家の旦那の耳には入らずに済んだのです。

もしこれがバレて大事になったらと思うと本当にぞっとします。

引越を余儀なくされていたかもしれません。

その辺りは感謝すると同時に大きな戒めとして今も残ってます。

ただ、私の母はさすがに怒りました。

怒るというより、あきれ果てたようです。

「私よりも上の女性と何で…、よりによって…」

「私よりも上の女性と……」

と、それを何度も何度も言うのです。

母は当時43歳で、隣家の奥さんは2つ年上の45歳なのです。

母にとっては、息子が自分よりも年上の女性の身体に夢中になったことがよほど悔しいというかもどかしくてしょうがなかったのでしょう。

私は母に対しては、それからはまともに合わせる顔がありませんでした。

もちろん隣家の奥さんとの関係はこの一件でジ・エンドとなりました。

私も気持ちを切り替え、受験勉強に打ち込み、地方の国立大学に合格しました。

それを気に、実家を出て一人暮らし生活をスタートさせましたが、却ってそうやって遠くに出たことで、よかったと思うのです。

苦くも甘い体験でした。

これで終わります。

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